
賃貸物件のインターホンが急に鳴らなくなると、来客や宅配便に気付けず本当に困りますよね。
「修理代は誰が払うの?」「自分で業者を呼んでいいの?」と不安に思う方も多いと思われます。
この記事では、費用負担の原則や、連絡前に確認すべき項目、管理会社への連絡文例について詳しく解説します。
私自身、20代の頃に住んでいた築古アパートでインターホンが鳴らへん時期がありまして。
「気のせいやろ」と放置していたら、大事な荷物を受け取れず大変な思いをしたんやんか。
賃貸サバイバル歴10年の経験から言えるのは、不具合を放置せずに正しい手順で相談することが大切だということです。
この記事を読めば、落ち着いて適切な対応ができるようになります。
賃貸のインターホンが鳴らない時の費用負担について

賃貸住宅におけるインターホンの修理や交換にかかる費用は、原則としてオーナーや管理会社の負担となります。
なぜなら、インターホンは最初から備え付けられている「建物設備」に該当するからです。
通常使用による経年劣化や自然故障であれば、入居者が費用を負担する必要はないとされています。
修繕費用の目安は、簡単な修理で数千円から1万円前後、本体の交換が必要な場合は5,000円から3万円程度と言われています。
オートロック連動型の高機能機種の場合はさらに高額になりますが、共用設備として管理組合やオーナー側が負担するケースが一般的です。
個人で負担するケースは少ないため、まずは安心してください。
ただし、どのような状況でも必ず無料で修理されるわけではありません。
入居者の取り扱いや契約内容によっては、想定外の費用負担が発生する可能性もあります。
まずはご自身の状況がどちらに当てはまるのか、冷静に確認することが大切です。
なぜ費用負担の判断が分かれるのか

設備不良に関する費用負担は、賃貸借契約の内容と故障の原因によって大きく変わります。
ここでは、どのような基準で責任の所在が判断されるのかを客観的に解説します。
建物設備としての基本ルール
賃貸物件において、生活に必要不可欠な設備を維持する責任は貸主側にあります。
入居時から設置されているインターホンは、エアコンや給湯器と同じく重要な住宅設備です。
そのため、普通に生活していて突然鳴らなくなった場合は、貸主側の費用で修繕が行われるのが原則です。
要するに、自然に壊れたものは貸主が直すということです。
特に近年増えているオートロックと連動したモニター付きインターホンの場合、マンション全体の共用システムの一部として扱われます。
この場合、修繕にかかる費用は管理費や修繕積立金から支出される仕組みになっています。
入居者負担となるケースとは
一方で、入居者の故意や過失によって故障した場合は、修理費用が入居者負担になると考えられます。
例えば、「物をぶつけて画面を割ってしまった」「子どもがイタズラして配線を引きちぎった」などのケースです。
また、窓を開けっぱなしにして雨水が吹き込み、ショートさせてしまった場合も過失とみなされる可能性があります。
日頃の使い方に問題がなかったか、一度振り返ってみてください。
さらに、賃貸借契約書や重要事項説明書に記載されている「特約事項」にも注意が必要です。
「小修繕や消耗品の交換は借主負担とする」という記載がある場合、単なる電池切れの交換などは入居者が行うことになります。
修理を依頼する前に、一度お手元の契約書類を見直しておくことをお勧めします。
故障かな?と思ったら最初にやること

インターホンが鳴らないと感じた時、いきなり管理会社へ連絡する前に、まずは自分でできる範囲の確認を行いましょう。
ただし、自己判断で機器を分解したり、無理に修理しようとするのは避けた方が安全です。
自分でやってよい範囲のセルフ確認
専門的な知識がなくても、安全に確認できるチェックリストをご紹介します。
以下の項目を順番に確認してみてください。
- 室内モニターの電源スイッチがONになっているか
- 音量設定がミュート(消音)や極端に小さくなっていないか
- 室内のブレーカーが落ちていないか
- コンセント式の機種の場合、プラグがしっかり挿さっているか
- 電池式のチャイムの場合、新しい電池に交換しても鳴らないか
これらの基本設定を見直すだけで、不具合が解決することも珍しくありません。
また、玄関外の子機に泥やほこりが詰まってボタンが押せなくなっていないか、外観をそっと確認することも有効です。
避けたい行動と後日のために残す記録
もし上記のチェックを行っても改善しない場合、入居者が自費で直接業者を呼ぶことは避けてください。
事前の相談なく勝手に修理や交換をしてしまうと、本来は貸主負担で済むはずの費用が全額自己負担になってしまう恐れがあります。
退去時の原状回復でトラブルになる原因にもなるため、独断での行動は控えることが大切です。
自分で確認して直らないと分かった時点で、それ以上の分解や配線作業は専門業者に任せるラインだと判断してください。
不具合を見つけたら、まずは状況を記録しておくことが重要です。
「いつから鳴らなくなったのか」「どのような症状が出ているのか」をメモしておきましょう。
可能であれば、画面が真っ暗になっている様子などをスマートフォンで写真や動画に撮っておくと、後から説明しやすくなります。
管理会社へ状況を伝えるための具体例と文例
自分で確認しても直らないと判断したら、いよいよ管理会社やオーナーへ相談します。
ここでは、状況を正確に伝え、スムーズに対応してもらうためのポイントを解説します。
管理会社へ伝えるべき内容
連絡をする際は、ただ「鳴りません」と伝えるのではなく、具体的な状況を添えることが大切です。
原因の切り分けや、修理業者の手配が早くなる傾向があります。
以下の情報を整理してから連絡しましょう。
- いつから鳴らないか(入居した時からか、最近突然か)
- 症状の具体例(呼び出し音だけ出ない、映像も映らないなど)
- 自分で試した確認内容(電源、音量、ブレーカーなど)
- 他の居室でも同じ症状が出ているか(共用部トラブルの目安)
特に、マンション内で同じ階の居住者さんも鳴らないと言っている場合は、共用設備の不具合である可能性が高くなります。
そのような情報があれば、ぜひ併せて伝えてください。
管理会社への相談文例(初回連絡)
電話での説明が苦手な方や、証拠を残したい方は、メールやお問い合わせフォームを活用するのがおすすめです。
以下の文例を参考に、ご自身の状況に合わせて書き換えてご活用ください。
【件名】インターホン設備の不具合に関するご確認のお願い
いつもお世話になっております。
○○マンション○号室の入居者、△△と申します。
昨日頃から、玄関のインターホンが鳴らなくなってしまいました。
室内モニターの電源や音量設定、ブレーカーの状態は確認しましたが、改善が見られません。
防犯面や宅配便の受け取りに支障があり心配なため、一度ご確認やご対応をいただくことは可能でしょうか。
また、費用負担の有無や範囲につきましても、事前にご案内いただけますと安心です。
お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。
このように、「費用負担の有無や範囲も含めて教えていただけますか」と尋ねることで、負担割合についての認識のズレを防ぐことができます。
返信がない時の再連絡文例
メールを送ってから数日待っても返信がない場合や、対応が進まない場合は、再度連絡を入れる必要があります。
焦らず、丁寧なトーンで状況の確認を依頼しましょう。
【件名】再送:インターホン設備の不具合に関するご確認のお願い
いつもお世話になっております。
○○マンション○号室の△△です。
○月○日にメールでお送りしたインターホンの不具合について、その後いかがでしょうか。
現在も呼び出し音が鳴らない状態が続いており、日常生活に少し支障が出ております。
お忙しいところ恐縮ですが、今後の対応予定についてお知らせいただけますと幸いです。
もし行き違いでご連絡いただいておりましたら申し訳ございません。
相手の状況に配慮しつつ、進捗を尋ねる形にすると円滑なコミュニケーションが保てます。
まとめ
ここまでの内容を振り返り、大切なポイントを整理します。
賃貸のインターホンの不具合に関する基本的な対応の流れは以下の通りです。
- インターホンは建物設備であり、通常使用の故障は原則として貸主負担となる
- 故意や過失、契約書の特約がある場合は入居者負担の可能性がある
- まずは電源、音量、ブレーカーなどを自分で確認する
- 勝手に修理業者を手配せず、必ず管理会社へ相談する
- 連絡時は状況や試したことを具体的に伝え、費用負担についても確認する
設備トラブルは、初動の対応を間違えなければ、大きな痛手を避けることができます。
冷静に確認し、必要な手順を踏んで解決へ向けて進めていきましょう。
この記事の注意点
この記事で解説した内容は、一般的な賃貸借契約における基本的な考え方に基づいています。
実際の費用負担や対応の流れは、物件ごとの契約内容や管理会社の運用方針によって異なります。
そのため、記事の内容がすべてのケースに当てはまるとは限りません。
不具合が発生した際は、必ずご自身の賃貸借契約書や重要事項説明書をご確認ください。
自己判断で解決しようとせず、迷った時は管理会社や公的な相談窓口へ早めに相談することが大切です。
万が一、ご自身のミスによる破損であっても、隠さずに正直に申告することが解決への一番の近道です。
地元の先輩としてアドバイスさせてもらうなら、放置して状況を悪化させるよりも、早めに専門家の判断を仰ぐのが一番やと思います。
今日からできる行動を、一つずつ進めてみてください。
参考情報
より詳しい情報や、住まいに関する公的な相談先については、以下のリンクも参考にしてください。